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鉄は安価で加工しやすく、私たちにとって、とっても身近な金属です。
鉄はサビやすいという性質をもっていますから、メッキをしたり、塗装をしたりすることで、サビの進行を抑えることができます。
でも鉄と言っても、いろんな種類があり、使う場所や製品で、向き、不向きがあり、それぞれに適応した材質があります。
わたしたちが板金加工でよく使う鉄は、SPCC、SPHC、ボンデ鋼板、亜鉛鋼板などです。
鉄の種類
SPCC | SPCCは打ち抜き、曲げ加工用として安価でできます。あとでメッキ処理する場合におすすめです。 |
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SPHC |
SPHCは電気器具、鋼製什器、車両、配電箱など室外によく使われています。 SPHCもSPCC同様、あとでメッキ処理する場合におすすめです。 |
ボンデ鋼板 | ボンデ鋼板は、白っぽくてざらついた感触。下地処理されているから、塗装がしやすく色乗りも良く、塗装して、ちょっと格好良くみせたい場合にはおすすめです。 |
亜鉛鋼板 | 亜鉛鋼板はSPCC材に亜鉛メッキを施したもので、サビにくい鋼板です。耐食性に優れつるつるに近い手触りで、塗装せずに使用されることが多く、ある程度サビに強いので室外で使用する場合におすすめです。 |
アルミニウムは飲料缶、台所製品、避雷針や1円硬貨など、私達の生活にはなくてはならないものとして活躍しています。
耐食性に優れ、加工がしやすく、何より軽量で、加工がしやすいため、板金加工、精密板金加工にも向いています。
またアルミニウムにも成分や材質により数種類のものがあり(JIS規格 H4000
アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条)わたしたちがよく使うアルミの材質はA5052という中程度の強度をもった合金です。
ステンレスは、サビにくく、加えて耐腐食、耐酸、耐熱に対しても優れた特性をもっています。
また、溶接性も良いので金属加工にも向いています。
ステンレスはサビにくいという性質を生かして水道、浄水場、厨房、包丁や水回り製品など私たちの身近にあふれた金属として親しまれて
います。
わたしたちがよく使うテンレス綱はSUS304(サスサンマルヨン)とSUS430(サスヨンサンマル)です。
SUS304はSUS430に比べて耐酸、耐食性に優れていますが、kg単価が高くSUS430の方が安くそして磁石がくっつきます。
SUS304のステンレスでは高級感を出すために研磨されたヘアーラインがあります。
ステンレス表札やポスト、インターホンなど質感のあるステンレスを使用したものがほしいという方には、おすすめです。
くどいようですが、ステンレスはサビないのではなく、サビにくいという性格ということをお忘れなく。
電気をよく通すことから電気器具の配線、部品などによく使われ、熱をよく伝える性質は鍋などに生かされています。
銅は加工しやすく、伸ばしたり叩たりしても大丈夫。
加工性に優れ絞り加工などが容易にできます。
また銅は銅以上に電気を通す銀などに比べてコストが安いです。
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